学内外から提案されたプロジェクトの達成に向けて、学生達が地域社会をフィールドとし、学生自ら考え、行動する学びの展開を目的とする科目です。現場で学ぶ姿勢やコミュニケーション能力、協調性、主体性、問題発見・課題解決能力を修得することで、関連する専門分野の知識・技能を高める演習です。
NPO法人DeepPeople様と連携し、修学旅行生が大阪の街でSDGsを学ぶ「学習型街歩きツアー」を提案。7つのコースと学習のしおりを作成しました。
テーマ別に7つのコースを作成しました。どのコースにも、経済・社会・環境のSDGsの3側面が含まれるよう工夫しました。「所要時間2時間以内」の要望に応えるため、何度もルートを調整しました。
スポット毎にSDGsにちなんだクイズを作成し、参加者が楽しく参加できるよう工夫しました。参加者が大学生バディと一緒に回り、新たなSDGsスポットを見つけてマップに追加できるよう計画しました。
SDGsや訪問先の歴史を学ぶための事前資料を準備しました。また、大阪の街のSDGsの取り組みを知った参加者が、自分の暮らしを振り返り、自分の地域で何ができるか考えられるよう事後学習ワークシートを用意しました。
最後に、プロジェクトを通して得た成果を学内の先生や学生に向けて報告しました。メンバーからは「商店街自体がSDGs的空間であることに気づいた。高齢者になっても人とつながりをもって生活できるのは商店街の魅力」「古くから続くお店は無意識にSDGsに貢献していることが多い。そんな隠れたSDGsの取り組みを、今後修学旅行生達が発信することで、地域の活性化につながってほしい」といった感想があげられました。学生たち自身が、多くの学びと気づきを得たプロジェクトとなりました。
これまでのGCPでの経験を通して得た学びや英語学習の成果について、学年毎に英語でプレゼンテーションしました。GCP初の卒業生となる2019年度生は4年間の歩みを振り返り、大きく成長した様子を報告しました。